ピットスポルムの地植え成長記録(エルフィンとクラトス)
同じピットスポルムでも、品種と庭で伸び方が大きく違った2つの地植え記録を並べています。
2つの記録の要点
| 項目 | 記録1: エルフィン(矮性品種) | 記録2: クラトス |
|---|---|---|
| 植え付け | 2021年3月上旬、3号ポット苗 | 2021年10月20日、苗 |
| 植え付け時の大きさ | 約10cm | 20cm程度(著者は「だと思います」と書いている) |
| 最後に数値が書かれた時期 | 2024年6月上旬、縦横とも40cm位 | 2023年12月、樹高110cmほど |
| その後 | 2025年3月に葉がなく、軽く引くと根から抜けた。著者は前年の夏ごろに枯れたと推測している | 記事の時点(2023年12月)は育成中 |
記録1: エルフィン(矮性品種)の時期ごとの大きさ(地植え)
| 時期 | 大きさ | 記録された様子 |
|---|---|---|
| 2021年3月上旬 | 約10cm | 3号ポットの苗を購入し、家の西側の玄関前あたりに植えた。昼から夕方前まで長く日が当たる場所 |
| 2021年5月上旬 | 数値記載なし | 植え付けから2か月。矮性のため、まだそれほど大きくなっていなかった |
| 2021年6月下旬 | 数値記載なし | 黒い枝が少し伸びてきたように見えた |
| 2021年10月下旬〜11月 | 数値記載なし | 葉焼けが進んで茶色に変色した。著者は真夏の暑さと直射日光の影響と書いている |
| 2022年2月下旬 | 数値記載なし | 葉がさらに傷んだ。著者は寒さと真夏のダメージの両方によると書いている |
| 2022年10月上旬 | 縦横25cm程度 | 夏越しできた。植えて1年以上でも、成長はかなりゆっくりだったと著者は書いている |
| 2022年12月下旬 | 数値記載なし | 葉色はエメラルドグリーンのまま良好だった |
| 2024年6月上旬 | 縦横とも40cm位 | 1年半ほど見ていない間に大きくなった。新しい明るい緑の葉が出ていた |
| 2025年3月中旬 | 枯死 | 葉がなく枝だけで、軽く上に引くと根からの反発もなく抜けた。著者は、2024年の真夏前後に枯れたと推測し、猛暑と周りの植物が育ったことによる蒸れが重なったと考えている |
この記録では、約10cmの苗が約1年7か月(2022年10月)で縦横25cm程度、約3年3か月(2024年6月)で縦横とも40cm位になりました。 著者は、植えて1年以上たっても成長はかなりゆっくりだったと書いています。 一方で、夏の暑さと直射日光で葉焼けが起き、最後は著者が蒸れなどを原因と推測する枯死を迎えました。 著者は、この記録を「矮性(もともと小さく育つ性質の)品種だから」かもしれないとし、あくまで感触だと断っています。
記録2: クラトスの時期ごとの様子(地植え・砕石の植え穴)
| 時期 | 大きさ | 記録された様子 |
|---|---|---|
| 2021年10月20日 | 20cm程度 | 掘り起こして土を入れ替え、砕石を敷いた中に植え付けた。株元まで砕石をかぶせている |
| 2021年12月〜2022年12月(1年目) | 数値記載なし | 冬は最低気温がマイナス10度近くまで下がる地域だが、傷みはあったものの冬越しした。著者は、砕石で株元を覆った植え方も要因かもしれないと書いている |
| 2023年(2年目) | 数値記載なし | 春の訪れが早く、夏は酷暑で雨が少なかったが、水やりなしで問題なく育った |
| 2023年12月 | 樹高110cmほど | 著者は「この先結構大きくなりそうな気配を感じます」と書いている |
この記録では、20cm程度の苗が約2年2か月(2023年12月)で樹高110cmほどになりました。 1年目の高さは数値で書かれておらず、どの時期にどれだけ伸びたかは読み取れません。 記録1のエルフィンは約1年7か月で縦横25cm程度、約3年3か月で縦横40cm位だったので、約2年2か月で110cmほどになった記録2のクラトスとは、数値の差が大きくなっています。
この2つの記録から読み取れること
- 最後に数値が書かれた時点の大きさは、縦横40cm位(エルフィン、約3年3か月)と樹高110cmほど(クラトス、約2年2か月)で開いている。
- どちらの記録も常緑のまま冬を越しているが、エルフィンは夏の葉焼けと蒸れ、クラトスは冬の傷みが記録に出てくる。
- 枯れたのは暑い時期の蒸れが重なったと著者が推測した記録1。記録2の水やりは、2023年の酷暑でも不要だったと書かれている。
- 記録2の著者が挙げる条件は、水はけのよい砕石の植え穴と、株元まで砕石で覆う植え方。記録1の著者は、周りの植物が育って風通しが悪くなったことを挙げている。
この記録の条件と読むときの注意
記録1は矮性品種のエルフィンで、数値は「縦横25cm程度」「縦横とも40cm位」と、縦と横を分けない目安です。 著者が基本情報欄に挙げた最大樹高は1.5mですが、これは著者が示した目安で、この庭での実測ではありません。 記録2のクラトスは、著者が「ネットで検索してもあまり情報が出てこなかった」と書く品種で、植え付け時の高さも「程度」「だと思います」の目安です。 2つの記録は庭の地域・日当たり・土が違うため、品種の差だけで大きさが違うとは言えません。 記録1の著者は、ピットスポルムには生け垣などに使われるものや斑入りの品種もあると書いており、この2記録はピットスポルム全体の代表ではありません。
ほかの樹種の記録
ピットスポルムと同じく、常緑で、育ちがゆっくりだったり枯れたりした記録があるページです。
- ギンバイカ(斑入り品種):約20cmの苗が約3年で約70cmになった記録
- コロキア・コトネアスター:約10cmの苗が約3年で約1mになった記録
- プリペット・レモンライム:高さ約50cmの苗が2年で80cm弱になった記録
出典(記録2): 個人の栽培記録(yamanefarm.com、記事「ピットスポルム・クラトスの成長記録」、投稿日2023年12月25日)
上の2つを参照して作成しました。当サイトでの確認日は2026年10月2日です。
この記録は2つの庭の観察例であり、植える場所の日照・土壌・水はけ、苗の大きさ、品種によって成長の速さは変わります。すべての株が同じ形で成長するとは限りません。
全樹種の比較表では、ほかの樹種の植え付け時と最後の高さを一覧で見られます。