ローズマリー・プロストラータスの成長速度は?
這性(はいせい)の品種を、3号ポット苗から約2年半追った記録です。
花壇の最前列の時期ごとの様子
| 時期 | 大きさ | 記録された様子 |
|---|---|---|
| 2019年11月 | 数値記載なし | 3号ポット苗を購入し、家の東側にある高さ約50cmの花壇の一角に植えた。西向きで、正午から夕方にかけて日が当たる |
| 2020年2月(約3か月後) | 数値記載なし | 秋から冬の成長で、花壇の上の平らな部分に枝が届くようになった |
| 2020年4月下旬(約5か月後) | 数値記載なし | 冬の状態からほとんど変わらず、一番伸びた枝が花壇の縁に乗った程度 |
| 2020年6月上旬(約7か月後) | 数値記載なし | 本格的な成長が始まり、花壇の縁を乗り越える枝が出てきた |
| 2020年8月上旬(約9か月後) | 数値記載なし | 一番長い枝が、地面まであと10cmくらいのところまで垂れ下がった |
| 2020年10月下旬(約1年後) | 枝が地面に届いた(花壇の高さ約50cm) | 4月から半年あまりで50cm以上伸びたことになる |
| 2020年12月(約1年1か月後) | 60cm以上かもしれない(著者の見立て) | 初めて開花した。枝がうねって伸びているため、測った50cm以上より、実際の長さは60cm以上くらいかもしれないと書かれている |
| 2021年12月(約2年1か月後) | 数値記載なし | 春夏の成長期を経て、かなりボリュームアップした。1年前から全く剪定していない |
| 2022年3月(約2年4か月後) | 数値記載なし | 開花した。株のボリュームだけでなく、花付きも花の密度も年々良くなっている。地面についた部分が蒸れるため、そろそろ1度目の剪定を行うと書かれている |
この記録では、花壇の最前列に植えた株の枝が、2020年4月から半年あまりで50cm以上伸びて、花壇の縁から地面まで垂れ下がっています。 立ち上がる品種の高さではなく、垂れ下がる枝の長さの記録です。 2020年12月より後の枝の長さや株の幅は書かれていません。
北向きの裏庭に植えた株
同じ品種を、2020年12月の約1年前に、北向きの裏庭にも植えています。 2020年12月の時点で、この株は高さ30cmくらいで、ややブッシュ状に育っていました。 寄りかかる壁があるかないかで、育った後の株の姿がだいぶ違うことが分かると著者は書いています。 植えた月、苗の大きさ、剪定の有無は、この株については書かれていません。
この記録から読み取れること
- 花壇の最前列に植えた株は、約1年で、高さ約50cmの花壇の縁から地面まで枝が届いた。2020年4月からの半年あまりで50cm以上伸びている。
- 2020年2月から4月下旬までは、枝の伸びがほとんど進んでいない。目立って伸びたのは6月以降。
- 初めて開花したのは、植え付けから約1年1か月後の2020年12月。
- 北向きの裏庭の株は、約1年で高さ30cmくらい。垂れ下がれる花壇に植えた株とは、育った姿が違っている。
- 2021年12月までの1年間は剪定せずに、ボリュームが増している。蒸れを避けるための1度目の剪定は、2022年3月ごろの予定と書かれている。
この記録の条件と読むときの注意
数字は、這性の品種「プロストラータス」を3号ポット苗から地植えした記録です。 苗の植え付け時の大きさは書かれていません。 大きさは「50cm以上」「60cm以上かもしれない」「30cmくらい」と書かれた目安で、花壇に植えた株は垂れ下がる枝の長さです。 記事の基本情報欄にある最大樹高30cm、耐寒温度マイナス10℃、開花時期10〜6月は、著者が挙げた目安で、この庭での実測ではありません。 ローズマリーには半這性・立性など樹形の違う品種もあり、このページでは這性のプロストラータスの記録だけを扱います。 日当たり・土・剪定の違う庭では、同じように育つとは限りません。
よくある質問
ローズマリー・プロストラータスの成長は早い?遅い?
この記録では、2020年4月下旬は冬の状態からほとんど変わらず、6月上旬から本格的に伸び、約1年後(2020年10月下旬)に枝が地面に届き、4月から半年あまりで50cm以上伸びています。這性の品種で、高さではなく枝の長さの記録です。2021年以降は大きさの数値がありません。
ローズマリー・プロストラータスは何年で何cmになった記録ですか。
この記録では、3号ポット苗を2019年11月に高さ約50cmの花壇の最前列へ植え、約1年後の2020年10月下旬に枝が地面に届いています。2020年4月からの半年あまりで50cm以上伸びたと書かれていて、2020年12月の見立ては60cm以上です。1件の観察例です。
植えてから花が咲くまでどのくらいかかりましたか。
花壇に植えた株は、約1年1か月後の2020年12月に開花しています。2022年3月には、花付きも花の密度も年々良くなっていると書かれています。
剪定はいつしましたか。
2021年12月は、1年前から全く剪定していないと書かれています。2022年3月に、地面についた部分が蒸れるため、そろそろ1度目の剪定を行うと書かれていて、剪定後の様子は載っていません。
公的資料に書かれた大きさと耐寒性
英国王立園芸協会(RHS)の植物ページで、Rosmarinus officinalis Prostratus Group(現在の学名は Salvia rosmarinus のProstrata Group)の項を確かめました。這うように広がるローズマリーをまとめたグループの目安なので、個々の品種とは違う場合があります。
- 大きさ: 最大の高さは0.1〜0.5m、最大の横張りは1〜1.5m。成熟するまでに5〜10年かかるとされている。
- 耐寒性: 耐寒性の区分は H4。英国のほとんどの地域で冬を越せる(マイナス10〜5度)区分。
- 育つ条件: 日なた、水はけのよい土(白亜質・ローム・砂)、風を避けられる南・西向きの場所。乾燥に強いとされている。
この記録は花壇から垂れ下がる枝の長さ(50cm以上)で、立ち上がる高さではありません。資料の「高さは低く、横に1〜1.5mまで広がる」という姿と、向きとしては合っています。北向きの裏庭の株は高さ30cmくらいで、資料の高さの範囲(0.1〜0.5m)に収まっています。ただし、資料は植えてから何年でその大きさになるかや、剪定については書いていません。耐寒性の区分も英国の気候を基準にしたものです。
出典: RHS「Rosmarinus officinalis Prostratus Group」(当サイトでの確認日は2026年10月23日です)。
この記録の限界
- 個体数: 3号ポット苗1株の記録です。大きさの数字は、枝が地面に届いた2020年10月と、12月の見立てだけです。
- 測定月: 数字があるのは2020年10月下旬(50cm以上)と2020年12月(60cm以上かもしれない)で、2か月分の見立てです。2021年12月と2022年3月は、ボリュームの様子だけです。
- 日照条件: 家の東側の花壇で、西向き、正午から夕方に日が当たります。
- 剪定: 2021年12月までは全く剪定しておらず、2022年3月に初めて剪定するところで記録が終わっています。数字は垂れ下がる枝の長さで、立ち上がる品種の高さではありません。
1年あたりの伸びの計算例
式は「伸びた長さ ÷ 経過期間」です。この記録は株の高さではなく、花壇から垂れ下がる枝の長さです。2020年4月下旬から10月下旬までの半年あまりで50cm以上伸びたので、50cm ÷ 約0.5年 = 1年あたり100cm以上の換算になります。
4月下旬は冬の状態からほとんど変わっていない時期で、伸びたのは主に6月以降の成長期です。半年分を単純に2倍した数字なので、1年を通した伸びとは読めません。最初の長さは書かれていないため、植え付けからの1年あたりの伸びは計算できません。
ほかの樹種の記録
この木は、小さな苗から地植えして2年半ほど追った常緑低木の記録です。同じ庭の同じブログ主による記録は次のページにもあります。
- ローズマリー(モーツァルトブルー):半這性の品種。高さ10cmほどの3号ポット苗が、約7か月で40cmくらいになった記録
- ウエストリンギア:高さ30cmほどの5号ポット苗が、約1年で高さ・横張りとも80cmくらいになった記録
- コプロスマ(立性・這性):横幅約10cmの3号ポット苗の記録
- 植え付け時と最後の高さの比較表
この記録は1つの庭の観察例であり、植える場所の日照・土壌、剪定の有無、苗の大きさによって成長の速さや開花の時期は変わります。すべての株が同じ形で成長するとは限りません。