オレアリア・リトルスモーキーの地植え成長記録
同じ庭に2回植えた記録です。秋植えの株は高さ10cmから20cmまで育って冬を越し、翌年の夏に枯れました。
時期ごとの株の大きさと様子(地植え・家の西側の花壇)
| 時期 | 株の大きさ | 記録された様子 |
|---|---|---|
| 2018年5月(1回目・春植え) | 数値記載なし | 日光を遮るものがないとても日当たりの良い花壇に、2株を隣り合わせで植えた。この年の夏に枯れた。著者は、周りの植物が育って風通しが悪くなり、夏の暑さと過湿が重なったことが原因と考えている |
| 2021年10月下旬(2回目・秋植え) | 高さ・横張り 約10cm | 1回目の枯れから3年後に苗を購入。冬を越して根付かせてから翌年の夏を迎えるため、秋に植えた |
| 2022年4月上旬 | 高さ 約20cm・横幅 約25cm | 無事に冬越しできた。著者は耐寒性が高いようだと書いている |
| 2022年5月上旬 | 数値記載なし | 枝先の白い細かい葉が美しく、順調に見えた |
| 2022年7月上旬 | 数値記載なし | 暑くなってきたが元気そうに見えた |
| 2022年7月下旬 | 数値記載なし | 枝の一部が枯れ始めた。この年は梅雨明けが早く、7月上旬から昼以降に直射日光が強く当たった。湿度はそれほど高くなく、暑さにやられた印象と書かれている |
| 2022年9月下旬 | 数値記載なし | 枯れが止まらず、葉がすべて落ちて枝だけになり、枯れた |
この記録では、秋植えした高さ約10cmの苗が、約6か月後の2022年4月に高さ約20cm・横幅約25cmになりました。 ただし、育ったのは植えた翌年の春までです。7月下旬に枝が枯れ始め、植え付けから約11か月後の9月下旬に枯れました。 1回目の春植えも同じ年の夏に枯れており、2回とも1年以内でした。 著者は、基本情報の最大樹高・横張りを1m・1mとしていますが、この記録の株がそこまで育った様子はありません。
植え付けからの経過ごとの大きさ(2回目・秋植えの数値のある時点のみ)
| 植え付けから | 時期 | 大きさ | 出典の該当箇所 |
|---|---|---|---|
| 植え付け時 | 2021年10月下旬 | 高さ・横張り 約10cm | 「2021年10月下旬」の行 |
| 約6か月 | 2022年4月上旬 | 高さ 約20cm・横幅 約25cm | 「2022年4月上旬」の行 |
「植え付けから」は、記事に書かれた時期の差から当サイトで数えた目安です。大きさは記事に数値がある時点だけを載せ、ない時期は補っていません。
著者が書いている性質と育て方
- 耐寒性は強く、耐暑性は「弱〜普通」と記載されている。実際に育てて、耐暑性は予想以上に弱かったと書かれている。
- 夏の高温多湿が苦手といわれるが、湿度がそれほど高くなくても、じりじり照りつける直射日光が苦手なようだと書かれている。
- 地植えの場合、もともと乾燥地帯に育つ植物なので水やりは不要とされている。
- キク科で黄色の花が咲くとされるが、2回育てて花は一度も確認できなかった。
- 著者は、秋植えにしても夏越しできなかったことから、育成の難しさを再認識したと書いている。約1年弱は楽しめたので、1年草と割り切る育て方もありうるとも書いている。
耐暑性・耐寒性・水はけについて、公的資料に書かれていること
英国王立園芸協会(RHS)の植物ページで、同じオレアリア属の Olearia × haastii(英名 daisy bush)について次のことを確かめました。リトルスモーキーそのもののページは見つからなかったため、属の近い種の記載として読んでください。
- 日当たりは「full sun(日なた)」、土は「well-drained(水はけがよい)」で、チョーク質・ローム・砂の土とされています。
- 向きは「West-facing or South-facing(西向きまたは南向き)」、風当たりは「Exposed or Sheltered」と書かれています。
- 耐寒性は H4(英国のほとんどの地域で冬越しできる、最低気温の目安 −10〜−5℃)です。
- 害虫は「Generally pest-free」とされています。
この資料に、夏の暑さや蒸れへの強さを示す記載はありません。英国の気候での区分なので、日本の夏の暑さに当てはめた判断はできません。
この記録の2回の枯死は、西側の日当たりの良い花壇で起きています。上の資料でも西向き・日なたは適した条件として書かれているため、日当たりそのものが原因とは言い切れません。著者は1回目を風通しの悪さと過湿、2回目を暑さと推測していますが、どちらも確かめられた結果ではなく、公的資料も原因を示していません。水はけの条件は、植える前に庭の土で確かめる項目になります。
出典: Royal Horticultural Society「Olearia × haastii」(当サイトでの確認日は2026年10月27日です)。
この記録から読み取れること
- 同じ庭で、春植えと秋植えの2回とも、植えた年または翌年の夏に枯れている。
- 冬は越せたが、真夏の暑さと強い日差しで枝が枯れ始めた。
- 数値の記録は秋植えの2時点(高さ約10cm、高さ約20cm)だけで、それ以降の大きさは書かれていない。
- 著者は1回目の枯れの原因を風通しの悪さと過湿、2回目の原因を暑さと考えている。原因はこの記録だけでは確かめられていない。
よくある質問
オレアリア・リトルスモーキーは何年で何cmになった記録ですか。
この記録では、高さ約10cmの苗を2021年10月下旬に秋植えして、約6か月後の2022年4月に高さ約20cm・横幅約25cmでした。数値があるのはこの2時点だけで、その後の大きさは書かれていません。1件の観察例です。
冬を越せましたか。夏はどうでしたか。
冬は越せたと書かれています。夏は、2022年7月下旬に枝の一部が枯れ始め、9月下旬に葉がすべて落ちて枯れました。2018年5月の1回目の春植えも、その年の夏に枯れています。
花は咲きましたか。
著者は、2回育てて花は一度も確認できなかったと書いています。
この記録の限界
- 個体数: 同じ庭に2回植えた記録で、数値があるのは2回目(秋植え)の株だけです。1回目は2株を植え、数字がありません。
- 測定月: 数値があるのは2021年10月下旬と2022年4月上旬の2時点だけです。2022年7月下旬から枯れ始め、9月下旬に枯れました。
- 日照条件: 家の西側の花壇で、1回目は日光を遮るものがないとても日当たりの良い場所です。7月上旬から昼以降に直射日光が強く当たった年だと書かれています。
- 剪定: 剪定についての記載は読み取れません。枯れた原因は著者の推測で、確かめた結果ではありません。
1年あたりの伸びの計算例
式は「(最後の大きさ − 最初の大きさ)÷ 経過年数」です。秋植えの株は、2021年10月下旬の高さ約10cmから約6か月後の2022年4月上旬の約20cmまで、(20cm − 10cm)÷ 0.5年 = 1年あたり約20cmの割合です。
これは冬を含む6か月を1年に換算した値です。この株は植え付けから約11か月後に枯れており、1年間育った実測ではありません。
ほかの樹種の記録
夏の暑さや過湿に弱い、同じ著者の常緑低木の記録は次のページにもあります。
- ロータス・ブリムストーン:同じブログの黄色い葉の常緑低木。初代・2代目は枯れ、3株目の約10か月の記録
- ギンバイカ(斑入りマートル):2021年10月の記事写真に、同じ花壇のオレアリアと並んで写っている常緑低木。地植えで高さ20cmから70cmまでの記録
- コロキア・コトネアスター:2018年に隣へ植えられていた黒っぽい枝のオージープランツ
- 樹種ごとの成長記録の一覧表:植え付け時の大きさと経過年数を横に並べています
- モクビャッコウ:北側の日当たりが悪い場所に地植えして約1年の記録。3号ポットの苗が約10か月で高さ約40cm・横張り50〜60cm
- ハーデンベルギア:日当たりの悪い場所に地植えしたつる性の常緑低木の記録。高さ15cmの苗が約6か月で2mのフェンスに届いた
- ヒペリカム・トリカラー:南向きで西日の強い花壇に地植えして約2年半の記録。横幅約15cmの苗が約6か月で約50cm、植えた翌年6月に初開花
- レウコフィルム:銀灰色の葉の常緑低木。高さ20cmの苗が、地植えから約6か月で70〜80cmになった記録
この記録は1つの庭の観察例であり、植える場所の日照・風通し・土壌、その年の天候によって、夏越しできるかどうかは変わります。すべてのオレアリア・リトルスモーキーが同じ経過をたどるとは限りません。