アオダモの成長速度の実測記録
アオダモが何年で何mになるかの実測記録です。2016年7月に約2mの苗木を植えたところ、5年目までは約2mのまま、7年目の2023年7月に約2.5m、2024年7月に約3m、2025年8月に約4mになり、2026年6月も約4mでした。伸びない期間が長く、その後に年0.5〜1mほど伸びた1本の観察例です。
アオダモの成長:年ごとの高さ
| 時期 | 植栽からの経過 | 高さ | 記録された様子 |
|---|---|---|---|
| 2016年7月 | 植栽直後 | 約2m | 植栽直後の苗木 |
| 2021年7月 | 5年 | 約2m | 植栽から5年、目立った成長なし |
| 2022年6月 | 約6年(記事では7年目) | 約2m | 引き続き大きな変化なし |
| 2023年7月 | 約7年 | 約2.5m | この年から成長が始まったと記録されている |
| 2024年7月 | 約8年 | 約3m | 枝が伸び、葉の量も増加 |
| 2025年8月 | 約9年 | 約4m | 隣に植えられたカツラとほぼ同じ高さに |
| 2026年6月 | 約10年 | 約4m | 前年からの変化は小さい |
アオダモは成長が遅い樹種として知られていますが、この記録では 植栽から6〜7年ほどはほぼ高さが変わらず、その後の1〜2年で急に伸びるという形が見て取れます。 「最終的にどれくらいの高さになるか」という一般的な情報だけでは分からない、時期ごとの変化です。
よくある質問
アオダモの成長は早いですか、遅いですか。
この記録では、約2mの苗木が約10年で約4mになり、平均は1年あたり約20cmです。ただし植栽から約6年は約2mのままで、約7年後から1年に約50cmずつ伸びました。成長が止まっていた期間と伸びた期間に分かれるため、早い・遅いのどちらとも言い切れません。1本の観察例です。
アオダモは植えてから何年で伸び始めますか。
この記録では、高さ約2mの苗木を2016年7月に植えてから約7年後の2023年7月に、約2.5mへ伸びたと記されています。それまでの2021年7月(5年)と2022年6月は約2mのままでした。1件の観察例なので、すべてのアオダモに当てはまる年数ではありません。
伸び始めた後は、どれくらいの速さで高くなりましたか。
2023年7月の約2.5mから、2024年7月に約3m、2025年8月に約4mと、1年に0.5〜1mほど高くなっています。2026年6月は約4mで、前年からの変化は小さいと記されています。
この記録の筆者の庭には、すでに樹高約5mの株立ちのアオダモもあります。2021年8月と2024年7月の比較では、3年間で高さも樹形もほとんど変わっていないと書かれています。
苗木から育てたアオダモの樹形は、どう記録されていますか。
筆者は、苗木から育てた木の樹形は、自然樹形のすらっとした姿とは違う形になって残念だと書いています。大きめの株立ちを植えるほうがシンボルツリーには向くとも述べています。個人の感想であり、実測値ではありません。
苗木から育てるか、大きな株立ちを買うか:筆者の書いていること
筆者の庭には6株のアオダモがあり、苗木から育てたのはこの1株だけです。ほかの株は樹高5mほどの株立ちで、2021年と2024年(中庭の株)、2021年と2023年(駐車場横の株)の写真を比べ、どちらも大きさも樹形もほとんど変わっていないと書かれています。筆者は庭木としての樹高を5mぐらいとし、自然界では15mぐらいになるそうだと述べています。
- 手入れ:成長が遅く新しい枝があまり伸びないため、剪定はほとんど必要ないと書かれています。一方で、枯れても新しい枝が出ず、だんだん貧相になる面もあるとしています。
- 価格:筆者が以前に大型の園芸店で見た樹高5mの株立ちは10万円で、今は20万円はするようだと書かれています。ここに運搬のトラックとクレーンでの植え付けの費用が加わります。この金額は筆者の見聞で、現在の価格は確かめていません。
- 隣の木との関係:苗木の隣に植えたナラガシワやカツラとは、2024年に枝が干渉して鬱陶しいほどになったと書かれています。
- 結論:筆者は、約2mの苗木でも10年我慢すればある程度大きくなるとしたうえで、シンボルツリーにするなら大きめの株立ちを勧めています。
この記録でわかること・わからないこと
わかること:1本の10年間の記録から、植栽後5年は高さが約2mのまま、約7年後に約2.5mへ伸び、その後は1年に0.5〜1mほど高くなったことがわかります。
わからないこと:同じ庭の別の株や、日照・土壌・地域が違う庭で、同じ年数で伸び始めるかはわかりません。
条件が近い記録を見比べるには、次のページが参考になります。
公的資料に書かれている、アオダモの苗木の育ち方
北海道立林業試験場の手引き「アオダモを種子から育てよう」(出典の種類は公的機関の技術資料)には、種子から苗畑で育てた場合の苗の長さが次のように書かれています。
- 発芽した年の秋までに苗長は5〜15cm、成長の良い年には20cm。
- 移植した2年目の秋には20〜30cm。
- 3年目の秋には平均苗長が50cmを超え、翌春に山出し(植え出し)が可能になる。
- 4年目も育苗を続けると、秋には苗長が1mを超えるものも出てくる。
これは苗畑での育苗の記録で、庭に植えた後の高さの推移は書かれていません。上の1本の記録(約2mの苗が植栽後約5年は約2mのまま)とは測る場面が違うため、数字を直接比べることはできません。ただ、この資料でも苗の段階は数年かけてゆっくり育つとされており、苗木が小さいうちは伸びが緩やかという点は、この記録の読み方の参考になります。庭植えの成長の目安や最終的な樹高は、この資料からは確かめられていません。
出典: 北海道立林業試験場編「アオダモを種子から育てよう」(当サイトでの確認日は2026年10月24日です)。
この記録の限界
- 個体数: 1本の記録です。筆者の庭には樹高約5mの株立ちのアオダモもありますが、その高さの推移は表に含めていません。
- 測定月: 2016年7月、2021年7月、2022年6月、2023年7月、2024年7月、2025年8月、2026年6月の7時点です。2017〜2020年の高さは書かれていません。
- 日照条件: 出典に日照の記載はありません。
- 剪定: この1本を剪定した記録はありません。筆者は一般論として、成長が遅いので剪定の手間は少ないと書いています。
1年あたりの伸びの計算例
式は「(最後の高さ − 最初の高さ)÷ 経過年数」です。この記録では、2016年7月の約2mから2026年6月の約4mまで約10年で、(4m − 2m)÷ 10年 = 1年あたり約20cmです。
ただし、この平均は実態を表していません。2021年7月・2022年6月は約2mのままで、2022年6月から2023年7月に約2.5m、2024年7月に約3mと、停滞のあとは1年に約50cmずつ伸びています。自分の木と比べるときは、平均の20cmだけでなく、伸びなかった年数があったかも見てください。
高さが変わらない期間があった、ほかの樹種の記録
「何年も高さが変わらない」のは、当サイトの記録ではアオダモだけではありません。ただし期間は大きく違います。当サイトの比較表から、停滞のあとに伸びた3件を抜き出しました。
| 樹種 | 変わらなかった期間と高さ | その後の高さ |
|---|---|---|
| アオダモ(この記録) | 2016年7月の植栽から2022年6月まで約2mのまま(約6年) | 2023年7月に約2.5m、2024年7月に約3m、2025年8月に約4m |
| フェイジョア | 2019年12月と2020年6月はともに約1.2m(前年からほぼ変化なしと記録) | 2021年11月に約1.4m |
| ユーカリ(ユーカリグニー) | 植栽から1年目は成長も枯死もなく目立った変化なし(高さの数値の記載なし) | 2年目に約50cm、3年目の秋ごろに約3m(中心の枝を2m付近で切り戻し) |
| アカシア・ブルーブッシュ | 2020年11月に2m弱、2021年6月は「樹高はあまり変わらず」(冬の枝先の変色と剪定をはさむ) | 2022年5月に3m近く(剪定前) |
約6年という長さはこの表の中ではアオダモだけです。アオダモの記録には約6年間の理由が書かれていないため、日当たり・土・根の張りのどれによるのかは、この表からは分かりません。
ほかの樹種の記録
この記録は植栽から約10年と長い期間にわたります。長い期間の記録は次のページにもあります。
- シマトネリコ:植栽から7年目の5月上旬に約3.5mになった記録
- 常緑ヤマボウシ:植栽から5年半、3本の高さの違いを記録
- オリーブ:2016年の植栽から2025年の枯死確認まで約9年の記録
- エゴノキ:同じ落葉の株立ちで、高さ1.6mの苗を半日陰に植え、約3年半で約2.5mになった記録。1年半後に約2mまで伸びた後は、年に20〜30cmほどの緩やかな伸びでした
- コバノズイナ:半日陰に地植えして約5年の記録。約50〜60cmから約1.5mになり、上への成長がほぼ止まった
この記録は1件の観察例であり、植える場所の日照・土壌・気候によって成長の速さは変わります。すべてのアオダモが同じ形で成長するとは限りません。