ドウダンツツジの成長速度の実測記録
ドウダンツツジの成長は、半日陰に約70cmで植えた株が5年半後に約1m(1年あたり平均約5cm)でした(剪定なし・1本の記録、出典は2026年10月26日確認)。植栽後の経過年ごとの高さは年表で確認できます。
植え付けからの高さ
| 時期 | 高さ | 記録された様子 |
|---|---|---|
| 2020年10月(植え付け時) | 約70cm | 東海地方・暖地の庭に植栽。建物があり西日は当たらず、秋〜春はかなり日陰気味になる半日陰 |
| 2026年5月(5年半後) | 約1m | 高さを抑える剪定は一度もしていない。こんもりと大きくなり葉の数も増加 |
記録した本人は「5年経った現在ほとんど大きくなっていないのは、日当たりが悪いのもあるのかな」と述べ、 半日陰が成長の遅さに関係している可能性を挙げています。
植栽からの経過年ごとの高さ
上の表のうち、高さが書かれている行だけを、植栽からの経過年で並べ直しました。新しい数値は足していません。
| 植栽からの経過 | 高さ | 個体 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 植栽直後(2020年10月) | 約70cm | 1本 | 低木レビュー記事 |
| 5年半(2026年5月) | 約1m | 1本 | 低木レビュー記事 |
各行の出典は2026年10月26日に確認した記事です。記録されているのは植え付け時と5年半後の2時点だけで、途中の年の高さは書かれていません。
ドウダンツツジの最終樹高について、公的資料に書かれていること
英国王立園芸協会(RHS)の植物ページ「Enkianthus perulatus」に、次のことが書かれています(確認日2026年10月26日)。
- 最大の高さ: 1.5〜2.5m。最大の広がりも1.5〜2.5m。
- 日当たり・土: 日向または半日陰(Full sun, Partial shade)。土は粘土質・ローム・砂のいずれも可とされています。
これは英国の基準で、成長の速さや届くまでの年数は書かれていません。上の記録は半日陰で約70cmから5年半で約1mで、RHSの最大の高さ(1.5〜2.5m)にはまだ届いていません。半日陰は資料の示す範囲に入りますが、日照が成長の遅さの原因かどうかは、資料からも記録からも判断できません。
この記録でわかること・わからないこと
わかること:半日陰に約70cmで植え、剪定なしで5年半後に約1mだったことがわかります。
わからないこと:途中の年の高さは書かれていません。日照が成長の遅さに関係したかは記録者の推測で、日当たりのよい庭で同じになるかはわかりません。
条件が近い記録を見比べるには、次のページが参考になります。
この記録の限界
- 個体数: 1本の記録です。
- 測定月: 高さの数値があるのは2020年10月(植え付け時)と2026年5月の2時点だけです。途中の年の高さは書かれていません。
- 日照条件: 東海地方の庭で、建物があって西日は当たらず、秋〜春はかなり日陰気味の半日陰と書かれています。日照時間の記載はありません。
- 剪定: 高さを抑える剪定は一度もしていないと書かれています。ほかの手入れの有無は読み取れません。
成長の速さ・高さ・日照のよくある質問
ドウダンツツジの成長は早い?遅い?
この記録では、記録者はドウダンツツジの成長速度を「ゆっくり」と書いています。2020年10月に約70cmで植えた株は、5年半後の2026年5月に約1mでした。高さを抑える剪定は一度もしていません。半日陰(午後から日陰)での1本の観察例で、日当たりのよい庭でも同じ速さとは限りません。
ドウダンツツジは植えてから何年で何mになりましたか。
この記録では、2020年10月に約70cmで植え、5年半後の2026年5月に約1mでした。高さを抑える剪定は一度もしていません。途中の年の高さは書かれていない、1本の観察例です。
ほとんど伸びなかった理由は何ですか。
記録した本人は「日当たりが悪いのもあるのかな」と書いており、半日陰(午後から日陰)が関係した可能性を挙げています。確かめられた原因ではなく、著者の推測です。
1年あたりの伸びの計算例
式は「(最後の高さ − 最初の高さ)÷ 経過年数」です。この記録では、2020年10月の約70cmから2026年5月の約1mまで5年半で、(100cm − 70cm)÷ 5.5年 = 1年あたり約5cmです。
記録されているのは植え付け時と5年半後の2時点だけなので、1年あたり約5cmずつ伸びたのか、途中で停滞したのかは平均からは分かりません。
同じ庭のコバノズイナとの1年あたりの伸びの並び
同じ著者が同じ庭に同じ2020年10月に植えたコバノズイナ(落葉低木)の記録と、1年あたりの伸びを並べます。どちらも高さを抑える剪定はしておらず、高さの数値は植え付け時と2026年5月前後の2時点だけです。
| 樹種 | 植え付け時 | 2026年5月前後 | 1年あたり(平均) |
|---|---|---|---|
| ドウダンツツジ | 約70cm | 約1m | 約5cm |
| コバノズイナ | 約50〜60cm(著者の目測) | 約1.5m | 約16〜20cm(年数の数え方による) |
同じ庭でも、コバノズイナの平均はドウダンツツジの3倍以上です。ただし植えた場所の日当たりは同じとは書かれていません。ドウダンツツジは午後から日陰で、秋〜春はかなり日陰気味の半日陰、コバノズイナは建物に囲まれ、夏でも一日中日向にはならない場所とされています。それぞれ1本(1株)の記録で、植え付け時の高さもコバノズイナは目測のため、伸びの差が樹種の違いによるものかは、この2本からは言えません。
この記録は半日陰の1本です。日向・半日陰・日陰で書かれた他樹種の記録は、日当たり別の見比べで並べています。半日陰に植えた中木の記録では、エゴノキ(1.6mの株立ち苗が約3年半で約2.5m)やジューンベリー(北側の半日陰で、約2.5〜3mが無剪定の約3年で4m前後)があります。常緑で同じ年数でも伸び方が大きく違う例として、カリステモン(ブラシノキ)は約35cmの苗を植えて、約1年9か月後に高さ2mくらいと記録されています。
ほかの樹種の記録
この木は落葉で、5年半で約70cmから約1mになった記録です。次のページには、同じ落葉の木、同じく中木から植えた木、同じ低木で常緑の木の記録があります。
- コバノズイナ:同じ著者が同じ2020年10月に植えた落葉低木。約50〜60cmから約5年で約1.5m
- スモークツリー ベストピンク:落葉の記録。約7か月で2m近くになり、1m以下まで剪定しても翌年4月に1.5m超へ戻った
- 黄金シモツケ(ライムマウンド):落葉低木の記録。横幅10cmの苗が約3年8か月で高さ50cm・横幅70cm
- トキワマンサク(黒美人):常緑低木の記録。高さ約40cmの苗が約3年で約1m、5年で約2mになった
- シルバープリペット:同じ1m前後までの低木で、高さ約30cmの苗が約2年2か月で約1.2m(剪定を含む)。ドウダンツツジより伸びが速かった記録
- ギンバイカ(斑入り):常緑低木。高さ約20cmの苗が3年4か月で約70cm、開花は4年目
- アオダモ:植え付け時が約2mと、同じく中木で植えた10年間の記録。最初の数年はほぼ成長せず、ある年から急に伸びた
- アベリア(矮性種):ほかの低木はどれくらい伸びるかを見る例。常緑低木で、横張り約20cmの苗が約1年9か月で高さ30cm・横張り45cm
- ウエストリンギア:常緑低木で、30cmの苗が約1年で高さ・横張りとも80cmくらい。ドウダンツツジの年約5cmとは伸び方が大きく違う
- ブルーベリー:東京都と島根大学の調査で、3〜4年生で樹高1m超になった記録
45樹種の成長記録を、植え付け時の高さと最後の高さで並べた比較表もあります。
この記録は1本の観察例であり、植える場所の日照・土壌・気候によって成長の速さは変わります。すべてのドウダンツツジが同じ形で成長するとは限りません。